TVでのテニス試合観戦記

錦織圭選手を中心にテニスの試合について書いています。

Nitto ATPファイナルズ ラウンドロビン グループ・レイトン・ヒューイット 第3戦 錦織圭 vs D・ティエム

錦織圭 vs D・ティーム 0-2 (1-6,4-6)

1st set

錦織はティームのセンターやバックに集めていた。

ストロークも深いショットが目立ち、フォアを修正してきていた。

しかし、ゲーム終盤になると、いいフォアハンドが2本続かない事が目立ち始めていた。 

ティームは確率重視で、無理に強打をしないで、繋いでいた。

だから、簡単にポイントを失わなかった。

ティームは1stの確率が高いので、必然的にエース、フリーポイント、3球目攻撃が増えるが、錦織は1stが入らないので、ラリーになれば14vs14と互角だが、3球目以内攻撃がでないので、どうしようもなかった。

 

2nd set

2ゲーム目にティームの1stサーブが入らなかったので、ブレイクチャンスだった。

2ndサーブでもパワーがすごく、リターンミスが2本あった。

ラリー戦でも、このゲームだけではないが、ティームのストロークが深くコントロールされ、ラリー戦ではティエムがトータルで2本勝っていたが、そのうちの1本がこのゲーム。もう1本がブレイクされたゲームで、あった。

5ゲーム目で、錦織はフォアが悪いと考え、S&Vに変えたあたりはさすがであった。

今日はパッシングで3本も抜かれていたので、怖い決断ではあったと思う。

だが、次のサービスゲームでブレイクされてしまう。

錦織が深く打っても、ティームが崩れない。

そして、そこから、ティームは、パワーがあり、深さもあるショットを打ってくるので、錦織のミスが出てしまう。

錦織のミスは多かったが、ティエムによって引き出されたミスもあったので、ティエムを誉める部分もあってはいいのでは。

ティエムはサーブもフォアも良かったので、3球目攻撃が有効で、

それ以外でも、 バックハンドのパワーがすごく、ウィナー級のショットが2本あった。

今日はこのパターンで、やられたというよりは、錦織のミスが、やはり、多かった。

試合終盤ではバックハンドのミスも増えていた。

錦織は1stが入れば、楽にキープしていた。

確率こそ悪いが、ポイント確率は高かったので、1stサーブに関してはティームとそれほど、差がなかった。

2ndサーブの差が試合結果の差。